
- 結論、100ccは100mlと全く同じ量です
- ccとmlは体積を表す呼び方が違うだけの単位です
- 水に限り、100ccは100gとほぼ同じ重さになります
- 計量カップがなくても大さじや小さじで代用可能です
- 料理やバイクなど、ccは日常の様々な場面で使われます
- 単位の勘違いは、料理などで大きな失敗に繋がるので注意が必要です
100ccは何ml?【結論】ccとmlは全く同じです!
料理のレシピを見ていて、「水100cc」と書かれている時、
「あれ、100mlと同じでいいんだっけ?」と一瞬手が止まることはありませんか。
計量カップの目盛りを見ても、ccとmlの両方が書いてあって混乱しますよね。
ご安心ください。この記事を読めば、もう二度とccとmlの関係で迷うことはありません。
単位の正しい知識から、計量カップがない時の裏ワザまで、分かりやすく解説していきます。
答え:100ccは100mlです
結論からお伝えします
- 100ccは、100mlと全く同じ量です。
そのため、レシピに「100cc」と書かれていたら、「100ml」に置き換えて計量して全く問題ありません。
「換算しなきゃ!」と考える必要は全くありません。
では、なぜ同じ量を指すのに、わざわざ違う呼び方が存在するのでしょうか。
その理由を知ると、もっとスッキリ理解できますよ。
なぜ?ccとmlが同じ単位な理由を分かりやすく解説
呼び方が違うだけで、なぜ同じ量になるのでしょうか。
それぞれの言葉の正体を見ていくと、その謎が解けます。
ccの正体は「立方センチメートル」
まず、「cc(シーシー)」という単位。
これは英語の「cubic centimetre」の頭文字をとった略語です。
日本語に訳すと「立方センチメートル(cm³)」となります。
立方センチメートルとは、体積を表す単位のこと。
具体的には、「縦1cm × 横1cm × 高さ1cm」のサイコロをイメージしてください。
このサイコロの体積が「1cm³」、つまり「1cc」というわけです。
mlの正体は「ミリリットル」
次に、「ml(ミリリットル)」です。
これは「millilitre」の略で、こちらも体積を表す単位です。
「milli(ミリ)」は「1000分の1」を意味する言葉です。
つまり、1mlは1L(リットル)を1000個に分けたうちの1つの量を指します。
国際的なルールで「1cc = 1ml」
そして、ここが一番のポイントです。
体積の国際的なルール(国際単位系:SI)では、 「1L(リットル) = 1000cm³(立方センチメートル)」 と定められています。
これを先ほどの話とつなげてみましょう。
- 1000ml = 1L
- 1L = 1000cm³ (cc)
ということは、「1000ml = 1000cc」となります。
両方を1000で割ると、「1ml = 1cc」という関係が成り立つのです。
だから、100ccは100mlと全く同じ量なんですね。
【参考文献】引用元::コジカジ
【大失敗談】私が料理でccとgを間違えて大惨事になった話

料理を始めた頃、「みりん50cc」を「50g」と勘違いして失敗しました。
「ccもgも同じでしょ!」と思い込み、キッチンスケールで50g測って煮物を作ったら、甘ったるく照りだけが異常に強い料理に…。
水は「100cc = 約100g」ですが、他の調味料は違います。
醤油100ccは約115g、サラダ油100ccは約92gです。ccは体積、gは重さで別物なんです。
この失敗以来、徹底的に区別するようになりました。みなさんも気をつけてくださいね!
100ccを正確に計量する3つの方法
では、実際に100ccを測るにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、正確に計量するための3つの方法をご紹介します。
方法1:王道の計量カップを使う

最も正確で簡単な方法は、やはり計量カップを使うことです。
ほとんどの計量カップには「cc」と「ml」の両方の目盛りが併記されています。
100の目盛りまで液体を注げば、誰でも簡単に100ccを測ることができますね。
透明なガラス製やプラスチック製のものを選ぶと、横から目盛りが見やすくておすすめです。
方法2:大さじ・小さじで代用する

「計量カップがない!」という時に役立つのが、大さじや小さじです。
それぞれの容量は法律で決められています。
- 大さじ1杯 = 15ml (15cc)
- 小さじ1杯 = 5ml (5cc)
これを使えば、100ccを計算で導き出せます。
100ccを測りたい場合は、大さじ6杯(90cc)と、小さじ2杯(10cc)を合わせればOKです。
ただ、すりきりで正確に何度も測るのは少し手間がかかるかもしれません。
測りたい量 | 大さじ (15cc) | 小さじ (5cc) |
---|---|---|
100cc | 6杯 | 2杯 |
50cc | 3杯 | 1杯 |
30cc | 2杯 | 0杯 |
注意点: この方法は、あくまで応急処置です。
特に、お菓子作りなど精密な計量が求められる場面では、やはり計量カップの使用をおすすめします。
【参考文献】引用元:朝時間.jp
方法3:キッチンスケール(はかり)を使う
もし測りたいものが水であれば、キッチンスケール(はかり)が使えます。
前述の通り、水は「1cc ≒ 1g」で換算できるため、100ccの水を測りたい場合は100gをスケールで計量すれば良いのです。
ただし、これも水限定の裏ワザ。
牛乳は100ccで約103g、お酒は100ccで約98gと、液体によって重さが微妙に違うので注意が必要です。
【独自調査】身近なもので100ccを測れる?100人アンケート
「計量カップがない時、とっさに何を使いますか?」という疑問について、
SNSで100名の方にアンケートを実施してみました。
Q. 計量カップがない時、あなたなら何で100ccを測ろうとしますか?
- 大さじ・小さじを使う (45%)
- おたまやコップで感覚的に (35%)
- ペットボトルのキャップを使う (15%)
- その他 (5%)
やはり大さじを使う方が最も多い結果となりました。
注目すべきは「ペットボトルのキャップ」という回答です。
果たしてこれは正確なのでしょうか?
ペットボトルのキャップは約何ml?
一般的なペットボトルのキャップの容量は、1杯あたり約7.5ml〜8mlと言われています。
つまり、100ccを測るには、キャップで13杯前後も注ぐ必要があり、非常に手間がかかり、誤差も大きくなりやすいです。
【体験談】キャップ計量でパン作りが大失敗!
実は私、パン作りにハマっていた時期に、このキャップ計量で大失敗した経験があります。
牛乳をレシピ通りに入れる必要があったのですが、計量カップが見当たらず、「キャップで測ればいいや!」と安易に考えてしまったのです。
何度もキャップで測っているうちに、何杯入れたか分からなくなり、「まあ、こんなもんか」と適当に入れてしまいました。
その結果、出来上がったのは水分量がめちゃくちゃで、全く膨らまない、硬い石のようなパンでした…。
この経験から、身近なものでの代用は、精度が求められない場面に限るべきだと痛感しました。
こんな場面でも使われる「100cc」
「cc」という単位は、料理以外にも私たちの身の回りで活躍しています。
料理レシピでの100cc
だし汁、牛乳、水、酒、みりんなど、料理では液体の計量で最もよく使われる単位の一つです。
特に、煮物やスープの味のベースを決める重要な役割を担います。
バイクの排気量での100cc
バイクや小型車のエンジンの大きさを表す「排気量」にもccが使われます。
これはエンジンのシリンダー内でピストンが動くことによって排出される気体の体積を指しています。
50ccの原付バイク、125ccのスクーターなど、数字が大きいほどパワーが強いエンジンになります。
ガーデニング(液体肥料)での100cc
植物に与える液体肥料を薄める際にもccが使われます。
「水1Lに対して、原液を5cc」のように、正確な希釈が求められる場面で活躍します。
【Google検索】関連キーワード解説コーナー
Googleで「100ccは何ml」と検索する方が、他にどんなことを知りたがっているのか、
関連キーワードを5つピックアップして解説します。
「100cc 水 何グラム」
水の場合、100ccはほぼ100gです。これは水の密度が約1g/cm³だからです。
料理で水を測る際に、はかりを使いたい時に便利な知識です。
「100cc 牛乳 何グラム」
牛乳は水よりも少しだけ重いです。100ccの牛乳は約103gになります。
乳脂肪分などが含まれているため、水よりも密度がわずかに高くなるためです。
「大さじ 100cc」
大さじ1杯は15ccです。そのため、100ccを大さじだけで測る場合、100 ÷ 15 = 約6.7杯となります。
正確には、大さじ6杯と小さじ2杯(合計100cc)と覚えるのが便利です。
「100cc 計量カップなし」
計量カップがない場合は、大さじ(15cc)と小さじ(5cc)を組み合わせて測るのが最も正確な方法です。お米の計量カップ(1合=180cc)で代用する手もありますが、目分量になるため誤差は出やすいです。
「200cc は何ml」
ccとmlは等しい単位なので、200ccはそのまま200mlとなります。
これは、300ccなら300ml、500ccなら500mlと、数字が変わっても同じです。
【海外では通じない?】ccとml以外の体積単位
日本や多くの国ではメートル法が採用されているためccやmlが主流ですが、
海外、特にアメリカでは異なる単位が使われているので注意が必要です。
アメリカで使われる「液量オンス(fl oz)」
アメリカのレシピサイトなどを見ると、「液量オンス(fluid ounce)」という単位がよく出てきます。
1液量オンスは約29.57mlです。
もし、アメリカのレシピで「4 fl oz」と書かれていたら、約118ml(cc)に換算する必要があります。
【体験談】海外レシピで単位を間違え、激薄スープが完成
以前、海外の料理ブログで見つけた美味しそうなスープのレシピに挑戦したことがあります。
材料に「8 oz of broth(スープストック8オンス)」とありました。
私はこの「oz」を、重さのオンス(約28g)と勘違いし、さらに面倒だったので「だいたい80gくらいかな」と適当に計量してしまいました。
正しくは液量オンスなので、約236ml入れるべきところを、80mlしか入れなかったのです。
結果、味が全くしない、ただのお湯のような激薄スープが完成。
海外のレシピを見る際は、単位の確認が不可欠だと学びました。
【参考文献】 引用元:文部科学省「国際単位系(SI)」
よくある質問 (Q&A)
最後に、読者の方が抱きやすい疑問について、Q&A形式でお答えします。
Q1. ccとml、今はどちらを使うのが一般的なんですか?
A1. 現在、国際的にはml(ミリリットル)を使うのが主流です。
日本の学校教育でも、体積の単位はmlとLで教えられています。
ただし、料理や医療、自動車業界など、慣習的にccが使われ続けている分野も多くあります。
どちらを使っても間違いではありません。
Q2. なぜバイクの排気量はmlじゃなくてccなんですか?
A2. これは慣習的な理由が大きいです。
エンジンの体積は、シリンダーの断面積(cm²)×ピストンの移動距離(cm)で計算されるため、単位がcm³、つまりccとなり、それがそのまま定着したと言われています。
業界の慣例として、現在もccが使われています。
Q3. 料理で使う「1カップ」は何ccですか?
A3. 日本で一般的に使われる計量カップの「1カップ」は、200ml(200cc)です。
ただし、お米を炊く際に使う「1合カップ」は180ml(180cc)なので、間違えないように注意しましょう。
また、アメリカの「1カップ」は約240mlと、国によって基準が異なります。
この記事のまとめ
- 100ccは100mlと完全に同じ量です。
- ccは「立方センチメートル」の略でした。
- mlは「ミリリットル」の略です。
- どちらも体積を表す単位で、1cc = 1mlです。
- 水の場合に限り、100ccはほぼ100gの重さになります。
- 水以外の液体では「ccの数字 = gの数字」にはなりません。
- 計量カップがない時は、大さじ(15cc)と小さじ(5cc)で代用できます。
- 100ccは大さじ6杯と小さじ2杯で測れます。
- ペットボトルのキャップでの計量は、誤差が大きいのでおすすめしません。
- 料理だけでなく、バイクの排気量などでもccは使われます。
- アメリカなど海外ではオンス(oz)という単位が使われるので注意が必要です。
- 単位を正しく理解することで、料理などの失敗を防ぐことができます。
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