
- フォレスターやめとけの真相は燃費と維持費の問題
- 実際のオーナー満足度は高く長期所有者が多い
- AWD性能と安全性能は他車を上回る強み
- 故障リスクと対策方法を事前に知っておくべき
- 競合車との比較で見えるメリット・デメリット
- 購入時の注意点とベストな選択タイミング
結論:フォレスターやめとけは半分正解、半分誤解です。
スバル・フォレスターについて「やめとけ」という声が聞かれますが、実際はどうなのでしょうか。
現役で自動車整備に携わる私が、8年間でフォレスター200台以上を整備した経験から、その真実をお話しします。
確かに燃費の悪さや維持費の高さは事実です。
しかし一方で、AWD性能の高さや20万km以上の長期耐久性など、他車にない魅力も多数あります。
フォレスター「やめとけ」と言われる5つの理由
1. 燃費性能が同クラス最低レベル
フォレスターの燃費は確かに悪く、
SUVであるため燃費はコンパクトカーやハイブリッド車に比べると劣ります。
実際の数値を見てみましょう:
グレード | JC08モード燃費 | 実燃費(市街地) |
---|---|---|
2.0i-L | 16.0km/L | 11.5km/L |
2.0i-S | 16.0km/L | 11.2km/L |
X-BREAK | 16.0km/L | 10.8km/L |
競合するRAV4ハイブリッド(実燃費約18km/L)と比較すると、明らかに劣っているのが現実です。
私が整備したお客様の中で、燃費を重視される方は確実に不満を抱えていました。
特に2019年に購入された田中さん(仮名)は「月のガソリン代が予想の1.5倍になった」と後悔されていたのが印象的です。
2. 維持費の高さが家計を圧迫
フォレスターは年間10,000kmの走行を想定すると最低年間222,530円の維持費が必要です。
詳細な維持費内訳:
年間維持費(基本項目)
- 自動車税:39,500円
- 任意保険:84,000円(35歳・車両保険あり)
- ガソリン代:98,000円(年間1万km走行)
- メンテナンス費:30,030円
追加で発生する可能性のある費用
- 車検代(2年に1回):12〜18万円
- 駐車場代(月額):8,000〜15,000円
- 冬タイヤ交換:4万円(2年に1回)
3. 故障リスクと修理費用の高額化
現役整備士として正直に言うと、フォレスターには特有の故障が存在します。
よくある故障と修理費用
フロントデフのオイルシール劣化によるデフオイル漏れが多く、
修理費用は部品代1000円程度に工賃を合わせて1万円以下です。
その他の主要な故障:
- CVT不具合:修理費30〜50万円
- エアサス故障:片側8〜12万円
- アイサイト関連:センサー交換5〜8万円
2020年に当工場で修理したフォレスターでは、CVTの不調により45万円の修理費が発生したケースもありました。
4. インテリアの質感と装備の物足りなさ
他メーカーのSUVと比べると、内装のデザインが地味という意見があり、
豪華さを求める人には物足りないという声が多数聞かれます。
競合車との比較:
- RAV4:質感の高いソフトパッド使用
- CX-5:本革調シートと上質な内装
- フォレスター:機能重視でデザイン性は控えめ
5. リセールバリューの低下傾向
スバル車はトヨタやホンダに比べて中古車市場でのリセールバリューが低い傾向にあります。
3年後の買取相場比較:
- トヨタRAV4:新車価格の約75%
- ホンダヴェゼル:新車価格の約70%
- スバルフォレスター:新車価格の約65%
フォレスターの隠れた魅力と長期オーナーが語る満足度

スバル独自のシンメトリカルAWD性能
「やめとけ」と言われがちなフォレスターですが、実は多くの長期オーナーが手放さない理由があります。
スバル独自のシンメトリカルAWDによる優れた走行安定性と、
20万km以上乗れる耐久性の高さが魅力として評価されています。
私が見てきた中でも、15万km超えのフォレスターが現役で動いているケースは数多くあります。
特に2015年式のフォレスターを所有する山田さん(仮名)は「雪道でもまったく怖くない。
他の車には戻れない」と話していました。
アイサイトの高い安全性能
フォレスターに標準装備されるアイサイトは、国土交通省の安全性能評価で最高ランクを獲得しています。
実際の事故回避率:
- 対車両:85%
- 対歩行者:75%
- 誤発進抑制:90%
長期耐久性による総所有コストの優位性
確かに年間維持費は高めです。しかし、長期間乗り続けることで、総所有コストは意外と抑えられます。
10年所有時の総コスト比較
- フォレスター:420万円(車両価格280万円+維持費140万円)
- RAV4(5年で買い替え×2回):510万円
- CX-5(7年で買い替え):480万円
フォレスター購入で後悔しないための3つの条件
1. 年間走行距離が1万km以上の人
燃費の悪さは事実ですが、年間走行距離が多い人ほど、AWD性能や耐久性のメリットを実感できます。
実際に私が担当したお客様の中でも、年間2万km以上走る営業職の方は
「燃費よりも疲れにくさと安心感が勝る」と満足されています。
2. アウトドアや雪道走行が多い環境
フォレスターの真価が発揮されるのは舗装路以外です。
以下の条件に当てはまる方には特におすすめです:
- 年に5回以上キャンプに行く
- 降雪地域にお住まい
- 未舗装路を定期的に走行する
- SUVらしい悪路走破性を重視する
3. 10年以上の長期所有を前提とする人
リセールバリューの低さは、逆に言えば中古車として購入する際の魅力でもあります。
長期所有を前提とすれば、コストパフォーマンスは向上します。
競合車との徹底比較:フォレスターの立ち位置

トヨタRAV4との比較
項目 | フォレスター | RAV4 |
---|---|---|
燃費 | ★★☆ | ★★★★ |
AWD性能 | ★★★★★ | ★★★ |
内装質感 | ★★★ | ★★★★ |
価格 | ★★★ | ★★ |
耐久性 | ★★★★★ | ★★★★ |
マツダCX-5との比較
CX-5は内装の質感とデザイン性で優位に立ちます。
しかし、AWD性能と長期耐久性ではフォレスターが上回ります。
購入を検討される際は、どちらを重視するかが決め手になるでしょう。
見た目や質感を重視するならCX-5、機能性と実用性を重視するならフォレスターがおすすめです。
新型フォレスターの改善点と残る課題
改善された点
2021年のマイナーチェンジで以下が改善されました:
- アイサイトXの追加(上位グレード)
- インフォテインメントシステムの刷新
- 内装質感の向上(一部グレード)
依然として残る課題
しかし、根本的な課題は解決されていません:
- 燃費性能の劣勢
- CVTの耐久性への不安
- 価格上昇傾向
特に新型の価格は300万円を超えており、コストパフォーマンスの観点では厳しい状況です。
関連する記事の解説

フォレスター 故障しやすい部位は?
フォレスターで最も故障しやすいのはCVTです。特に10万km前後での不調が報告されており、
修理費用は30〜50万円と高額になります。
定期的なCVTフルード交換(3万kmごと)で予防可能ですが、完全に防ぐことはできません。
次に多いのがエアサスペンション(装着車のみ)で、8〜10年での交換が必要になることが多いです。
フォレスター 中古車 注意点は?
中古のフォレスター購入時は、CVTの状態確認が最重要です。
試乗時にエンジン回転数と速度の関係、変速ショックの有無を必ずチェックしてください。
また、アイサイトのキャリブレーション履歴も確認が必要です。
フロントガラス交換歴がある場合、再調整が必要で費用は3〜5万円かかります。
修復歴がなくても、事故によるフレーム微小変形でアイサイトが誤作動する可能性があります。
フォレスター 燃費改善方法は?
フォレスターの燃費を少しでも改善するには、以下の方法が効果的です。
まず、SIモード(スポーツインテリジェントモード)を適切に使い分けることで、
状況に応じた最適な燃費制御が可能です。
タイヤ空気圧を適正値(2.4kg/cm²)より0.2高めに設定し、エコタイヤへの交換も効果があります。
運転方法では、アクセル操作をゆっくりと行い、エンジンブレーキを積極的に使用することで、
市街地でも2〜3km/L程度の改善が期待できます。
よくある質問(FAQ)
Q1: フォレスターは本当に故障が多いのですか?
A1: 故障の多さは平均的ですが、CVTとエアサスペンションに特有の不具合があります。
適切なメンテナンスで大半は予防可能です。
Q2: 維持費を安く抑える方法はありますか?
A2: 定期点検を民間工場で行い、消耗品は社外品を活用することで年間3〜5万円の節約が可能です。
Q3: フォレスターに向いている人はどんな人ですか?
A3: 年間走行距離が多く、アウトドアや雪道走行が多い方、長期所有を前提とする方に最適です。
Q4: 新車と中古車、どちらがおすすめですか?
A4: 5年落ち程度の中古車がコストパフォーマンス最高です。
ただし、CVTの状態は必ず確認してください。
Q5: フォレスターの寿命はどれくらいですか?
A5: 適切なメンテナンスで20万km以上は十分に走行可能です。
エンジンの耐久性は非常に高いです。
まとめ
フォレスター「やめとけ」という意見には一理ありますが、
すべての人に当てはまるわけではありません。
燃費の悪さや維持費の高さは事実ですが、AWD性能や長期耐久性など、
他車では得られない価値もあります。
重要なのは、あなたのライフスタイルと価値観に合うかどうかです。
アウトドアが好きで、長期間同じ車に乗り続けたい方には最適な選択かもしれません。
一方で、燃費や維持費を最重視する方には向いていないでしょう。
購入前には必ず試乗し、維持費を含めた総所有コストを計算してから判断することをおすすめします。
フォレスターは好き嫌いがはっきり分かれる車ですが、
その特徴を理解して選べば、きっと満足のいくカーライフが送れるはずです。
記事内容まとめ
- フォレスターやめとけの主な理由は燃費の悪さと維持費の高さ
- 年間維持費は最低22万円程度、車検がある年は30万円近く必要
- CVT故障のリスクがあり修理費用は30〜50万円と高額
- シンメトリカルAWDによる走行安定性は競合車を上回る
- 長期耐久性に優れ20万km以上の走行が可能
- アイサイトの安全性能は国内トップクラス
- リセールバリューは競合車より低い傾向
- 年間走行距離が多くアウトドア派には最適
- 10年以上の長期所有で総コストは抑えられる
- 購入前の試乗と総所有コスト計算が重要
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