
日本人の心の故郷とされる伊勢神宮。
年間約900万人が参拝するこの聖地にお祀りされているのは、
いったいどのような神様なのでしょうか。
この記事では、伊勢神宮の祭神について、歴史的背景から現在に至るまでの詳細な解説を行います。
結論から申し上げると、伊勢神宮には内宮に天照大御神、
外宮に豊受大御神という二柱の重要な神様がお祀りされており、
それぞれが日本人の生活と深く関わりのある神様です。
- 伊勢神宮には内宮と外宮に異なる神様がお祀りされている
- 内宮の天照大御神は皇室の御祖先神であり日本人の総氏神
- 外宮の豊受大御神は天照大御神のお食事を司る衣食住の神様
- 約2000年の歴史を持つ神宮の神話的背景と現代的意義
- 参拝順序(外宮→内宮)の理由と神道の精神性
- 神宮大麻を通じた全国への信仰の広がりと文化的価値

伊勢神宮の基本構造と主祭神
伊勢神宮の正式名称と構成
伊勢神宮とは125の宮社の総称で、
地元の人が「内宮さん(ないくうさん)」と呼ぶのは皇大神宮(こうたいじんぐう)、
「外宮さん(げくうさん)」と呼ぶのは豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の事をいいます。
正式には「神宮」と称され、内宮と外宮を中心とした広大な聖域を形成しています。
内宮の主祭神:天照大御神
皇大神宮こうたいじんぐうは皇室の御祖先であり、
我々国民から総氏神のように崇められる天照大御神あまてらすおおみかみをお祀りしています。
天照大御神は、日本神話において最高神として位置づけられ、
太陽にもたとえられ、約2000年前にこの地にご鎮座されました。
外宮の主祭神:豊受大御神
豊受大神宮(外宮)のご祭神は、
天照大御神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)ある豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、
衣食住を始め産業の守り神として崇敬されています。
豊受大御神は、私たちの日常生活に直結する衣食住を司る重要な神様です。
天照大御神の神話と歴史的意義
天照大御神の神話的背景
天照大御神は日本の創世神話において中心的な役割を果たします。
天照大御神の弟神である素戔嗚尊(スサノオノミコト)は、
高天原たかまのはらの大御神を訪ねました。
この神話は、天岩戸伝説として有名で、日本文化の根幹を成す物語です。
皇室との深い関係
皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神をお祀りしています。
今から2000年前、皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである
八咫鏡(やたのかがみ)をご神体として伊勢の地にお祀りされています。
これにより、伊勢神宮は皇室と密接不可分の関係を持つ特別な聖地となっています。
国民の総氏神としての位置づけ
伊勢の神宮の神さまである天照大御神のおちからを宿し、
私たちにより大きな恵を与えてくださるお神札を特に「神宮大麻」と称しています。
全国の家庭で祀られる神宮大麻は、
天照大御神が国民の総氏神として信仰されていることを物語っています。

豊受大御神の役割と意義
天照大御神との関係性
豊受大御神は天照大御神のお食事を司る神様として重要な役割を担っています。
この関係性は、神々の世界においても食事が重要であることを示しており、
人間社会における食の大切さを神話レベルで表現しているといえます。
産業と生活の守護神
衣食住を始めとする産業の守り神である豊受大御神は、
現代社会においても非常に重要な意味を持ちます。
農業、漁業、商業など、あらゆる産業の発展と繁栄を願う人々にとって、欠かせない存在です。
参拝順序の意味
豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮:げくう)を参拝してから、
天照大御神を中心に祀る皇大神宮(内宮:ないくう)を参拝することが本来の順序です。
この順序は、天照大御神へのお食事を用意する豊受大御神への敬意を表すものとして、
神道の深い精神性を物語っています。
さいごに
伊勢神宮にお祀りされている神様について詳しく解説してまいりました。
内宮の天照大御神は皇室の御祖先神であり日本人の総氏神として、
外宮の豊受大御神は衣食住と産業の守り神として、それぞれ重要な役割を担っています。
約2000年という長い歴史を持つ伊勢神宮は、
これらの神様を通じて日本人の精神的支柱として機能し続けています。
現代を生きる私たちにとっても、天照大御神と豊受大御神への理解を深めることは、
日本文化の根幹を理解することにつながるでしょう。
伊勢神宮を参拝される際は、ぜひこれらの神様の意味を心に留めて、
感謝の気持ちを込めてお参りしていただければと思います。
記事のまとめ
- 伊勢神宮は内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)を中心とした125の宮社の総称
- 内宮には皇室の御祖先神である天照大御神がお祀りされている
- 外宮には衣食住と産業の守り神である豊受大御神がお祀りされている
- 天照大御神は八咫鏡をご神体として約2000年前から伊勢にご鎮座
- 豊受大御神は天照大御神のお食事を司る御饌都神としての重要な役割
- 天岩戸伝説などの日本神話において天照大御神は最高神として位置づけ
- 参拝は外宮から内宮の順序で行うのが正式な作法
- 神宮大麻は全国の家庭で祀られ天照大御神への信仰を物語る
- 年間約900万人が参拝する日本人の心の故郷としての意義
- 現代においても日本文化の根幹を理解するための重要な聖地
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