
ここでは、自転車の二人乗りは罰金になるのか?詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
- 自転車の二人乗りの罰金について
- 二人乗りが違反となるケース
- 二人乗りが違反とならない例外
- 中学生や高校生が二人乗りをした場合
自転車の二人乗りは2万円以下の罰金または科料
現在、自転車の二人乗りは、道路交通法第57条2項に基づき、原則として禁止されています。
このルールは,都道府県の公安委員会が定めていて、都道府県によって細かい違いがあります。
違反した場合は、未成年であっても2万円以下の罰金または科料が科せられる可能性がありますが、
罰金が実際に科されるかどうかは、都道府県や違反の状況(常習性や悪質)などによって異なってきます。
警察官に見つかって、初回の違反であれば注意のみで済む場合もあります。
繰り返し違反した場合には、正式に罰金が課されることになりますので注意しましょう。
また、3年間で2度違反した場合は、安全講習を受けなければならず、手数料5,700円が必要となります。
二人乗りが違反となるケース
- 幼児用座席を使用せずに子供を乗せて運転する
- 幼児用座席のない自転車に子供を乗せて運転する
- 16歳未満の運転者が子供を乗せて運転する
自転車の二人乗りが違反とならない例外

自転車の二人乗りが、違反とならない例外もあります。
例えば、16歳以上の運転者が幼児用座席を使用して、小学校に入学するまでの子供であれば許可されています。
また、専用の「幼児二人同乗用自転車」(3人乗り対応)を利用する場合なども違反とはなりません。
- 幼児用座席を使用して小学校に入学するまでの子供を乗せる場合
- 専用の幼児二人同乗用自転車を利用する場合
法律上は「努力義務」とされていますが、運転者はもちろん、子供にもヘルメットを着用させるようにして下さい。
中学生や高校生が二人乗りをした場合
自転車運転中の二人乗りは、特に中学生や高校生の間で多く見られる行動です。
しかし、二人乗りは危険であり、中学生や高校生であっても道路交通法で禁止されています。
理由としては、自転車は原則として一人乗りが基本で、特に未成年者が乗る場合、バランスを崩しやすく、事故の原因となることが多いからです。
二人乗りをすると、自転車の重心が不安定になり、急な動きや道のデコボコに対応する能力が低くなります。
例えば、友達と一緒に自転車に乗っているとき、運転している側が急に方向を変えたり、止まったりすると、もう一人が反応できず、転倒してしまうことがあります。
また、交差点や坂道などでは、さらにリスクが高まります。

このような事故は、自転車同士だけでなく、歩行者との接触にもつながる可能性があります。
反論として「二人乗りが楽しいから問題ない」と考える人もいるかもしれませんが、実際には危険が伴います。
特に中高生においては、運転技術が十分に整っていないことが多く、事故のリスクを無視することはできません。
結論として、安全を最優先に考えるべきです。二人乗りを避けることで事故を防ぎ、法律を遵守することが求められます。
自転車の運転は楽しむことができるものですが、それには適正な利用方法が必要です。皆さんも、自分自身の安全のために、ルールを守って運転しましょう。
罰則強化の背景と目的

自転車の二人乗りに関する罰則が強化される背景には、近年増加している自転車関連事故への対応があります。
二人乗りは自転車のバランスを崩しやすく、重大な事故を招く要因とされています。
また、自転車事故が増える中で、未成年者や若年層にルール違反への意識が薄いことも一因と考えられています。
罰則の強化は、ルールの厳格な適用によってこうした危険行為を抑止し、より安全な交通環境を実現する目的があります。
安全意識を高め、事故を未然に防ぐことがこの取り組みの本質といえます。
自転車の二人乗りは罰金になるの?・まとめ
- 自転車の二人乗りは、原則として禁止されています
- 違反した場合は、2万円以下の罰金または科料が科せられる可能性があります
- 3年間で2度違反した場合は、安全講習を受けなければなりません
- 幼児用座席を使用して、小学校に入学するまでの子供であれば許可されています
- 専用の幼児二人同乗用自転車を利用する場合は許可されています
- 二人乗りは中学生や高校生であっても道路交通法で禁止されています
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