
料理のレシピで「砂糖10g」と書かれているけれど、
いちいちキッチンスケール(はかり)を出すのは面倒…。
「大さじで計れたら便利なのに」と感じたことはありませんか?
実は、ひとことで「砂糖」と言っても、種類によって大さじ1杯の重さ(グラム数)は異なります。
この記事では、誰でも簡単に砂糖10gを計量できるよう、以下の点を徹底的に解説します。
- 【種類別】砂糖大さじ1のグラム数一覧表
- 砂糖10gを大さじで正確に計る具体的な方法
- 正しい計量スプーンの使い方(意外と知らないコツ)
- 砂糖10gあたりのカロリーと糖質の詳細
これを読めば、もうレシピの「g(グラム)表記」で迷うことはありません。
【種類別】砂糖大さじ1は何グラム?一覧表で早わかり!
まず結論から。砂糖は大さじ1(15cc)で計量した場合、
種類によって以下のように重さが変わります。
砂糖の種類 | 大さじ1杯の重さ | 10gを計る目安 |
---|---|---|
上白糖 | 約9g | 大さじ1杯強 |
グラニュー糖 | 約12g | 大さじ1杯弱 |
三温糖 | 約9g | 大さじ1杯強 |
黒糖(粉末) | 約9g | 大さじ1杯強 |
多くのご家庭で使われている「上白糖」は大さじ1杯で約9gです。そ
のため、10gを計りたい場合は「大さじ1杯と、もうひとつまみ」と覚えておくと良いでしょう。
一方、コーヒーや紅茶、お菓子作りで使われる「グラニュー糖」は、
上白糖より粒子が大きくサラサラしているため、
同じ大さじ1杯でも重く、約12gになります。
▼ なぜ重さが違うの?
これは砂糖の粒子の大きさと形状の違いによるものです。
上白糖はしっとりとしていて粒子が細かいため、
スプーンに盛った際に隙間が少なく、軽くなります。
対してグラニュー糖は粒子が大きく粗いため、隙間が多くなり、
同じ体積でもより多くの砂糖が入り重くなります。
【最重要】計量スプーンの正しい使い方「すりきり」とは?
粉末を計量スプーンで計る際は、「すりきり」という方法が基本です。これをしないと、数グラムの誤差が生まれてしまいます。
【すりきり計量の3ステップ】
- スプーンで砂糖を山盛りにすくう。
- スプーンの柄やバターナイフ、ヘラなど平らなもので、スプーンの縁にそって余分な砂糖を水平に滑らせて落とす。
- 縁から盛り上がった部分がなくなった状態が「すりきり1杯」。
注意点: 砂糖をスプーンに押し付けたり、容器の側面でトントンと固めたりしないでください。密度が変わり、正しく計量できなくなります。
砂糖10gのカロリーと糖質はどれくらい?
健康管理やダイエットで気になるカロリーと糖質についても見ていきましょう。
- 砂糖10gあたりのカロリー:約39 kcal
- 砂糖10gあたりの糖質:約9.9 g
これは、角砂糖(1個約3.3g)約3個分に相当します。
WHO(世界保健機関)が推奨する成人の1日の砂糖摂取量の目安は25g程度とされており、
大さじ3杯弱でその量に達してしまいます。
料理やお菓子、飲み物に含まれる砂糖の量を意識する上で、この数値は良い目安になります。
【種類別】大さじ1杯あたりのカロリー・糖質
砂糖の種類 | 大さじ1杯の重さ | カロリー | 糖質 |
---|---|---|---|
上白糖 | 約9g | 約35 kcal | 約8.9 g |
グラニュー糖 | 約12g | 約47 kcal | 約12.0 g |
三温糖 | 約9g | 約34 kcal | 約8.9 g |
黒糖(粉末) | 約9g | 約32 kcal | 約8.1 g |
同じ大さじ1杯でも、重さが違うグラニュー糖はカロリー・糖質も高くなることが分かります。
料理で役立つ!その他の計量ヒント
- 小さじ1杯は?
- 小さじ1(5cc)は、大さじ1(15cc)のちょうど3分の1です。上白糖なら小さじ1杯で約3gになります。
- はちみつや油は?
- ちなみに、液体である水や酒は大さじ1杯で15gですが、醤油やみりんは18g、油は12g、はちみつは21gと、調味料によって重さは全く異なります。料理の際はそれぞれの重さを意識すると、より味が安定します。
まとめ
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 砂糖大さじ1杯は、上白糖なら約9g、グラニュー糖なら約12g。
- 砂糖10gを計るには、上白糖なら「大さじ1杯強」が目安。
- 計量スプーンは必ず「すりきり」で正しく計ること。
- 砂糖10gのカロリーは約39kcal、糖質は約9.9g。
これからは、キッチンスケールがなくても自信を持って料理に取り組めるはずです。
日々の料理やお菓子作りに、ぜひこの知識を役立ててください。
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