
「今日の夕食は、魚の照り焼きにしようかな」とスーパーの鮮魚コーナーへ向かうと、よく見かける「カジキ」の切り身。
しかし、その隣には「メカジキ」というパックも…。見た目は似ているけれど、何が違うの?
どっちを選べば美味しいの?そんな疑問を抱いたことはありませんか?
実は、この二つには明確な違いがあり、その違いを知ることで、あなたの料理はもっと美味しく、魚選びはもっと楽しくなります。
多くの人が意外と知らないカジキとメカジキの違いについて、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
- カジキとメカジキの最大の違いについて
- カジキとメカジキの5つの違いを詳しく解説
- スーパーで迷わない!美味しいカジキの選び方と豆知識
- メカジキだけじゃない!知っておきたい代表的なカジキの種類
- 今日から使える!カジキ・メカジキの絶品レシピ3選
- 結局どっちを選べばいい?シーン別おすすめ
カジキとメカジキの最大の違いは「分類」!実は「カジキ」という魚はいない?


カジキ類は、大きく2つのグループからなり、メカジキ(メカジキ科)とカジキ類(カジキ科)とに分けられています。
カジキ科 | クロカジキ,シロカジキ,マカジキ,フウライカジキ,バショウカジキ |
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メカジキ科 | メカジキのみ |

まず、多くの方が抱いている最も大きな疑問にお答えします。カジキとメカジキの違いは何か?
その答えは、驚くかもしれませんが「そもそも『カジキ』という名前の特定の魚は存在しない」という事実にあります。
これは、料理の世界だけでなく、生物学的な観点から見ても非常に重要なポイントです。
一目でわかる!カジキとメカジキの比較
詳細な解説に入る前に、まずは両者の違いを直感的に理解できるよう、ポイントを整理してみましょう。
- 【分類上の関係】
- カジキ:スズキ目カジキ亜目に分類される魚の「総称」。マカジキ、クロカジキ、バショウカジキなど、多くの種類が含まれます。
- メカジキ: カジキの仲間の一種ですが、「メカジキ科」という独立した科に属する唯一の魚です。
- 【見た目の決定的な違い】
- カジキ(代表例:マカジキ): 長く伸びた口(吻・ふん)の断面が「丸い」形状で、まるで槍(スピア)のようです。
- メカジキ: 口(吻)の断面が「平たく」、西洋の剣(ソード)のように見えます。ここが名前の由来(目梶木)にもなっています。
- 【味わいと食感の傾向】
- カジキ(代表例:マカジキ): 身は白っぽく、きめ細やか。味わいは淡白で上品。熱を通すと少しパサつきやすい傾向があります。
- メカジキ: 身はオレンジがかったクリーム色。脂が豊富で、熱を通しても硬くなりにくく、ジューシーでこってりとした旨味が特徴です。
- 【得意な料理】
- カジキ(代表例:マカジキ): 鮮度が良ければ刺身や寿司が絶品。淡白な味わいはカルパッチョやムニエルにも向いています。
- メカジキ: 照り焼き、フライ、バターソテー、煮付けなど、加熱する料理全般で真価を発揮します。
このように、根本的な分類から見た目、味わいまで、両者には明確な個性があるのです。
「カジキ」は魚の総称、メカジキはその中の一種類
もう少し詳しく解説しましょう。
「カジキ」とは、「カジキマグロ」とも呼ばれるカジキ類の魚たちをまとめたグループ名です。
「キノコ」という言葉が、シイタケやマツタケ、エノキなど多くの種類を指すのと同じ関係です。
一方、「メカジキ」は、このカジキという大きなグループの中に存在する、独立した「メカジキ科」の魚です。
カジキの仲間でありながら、独自の進化を遂げた、ユニークな存在と言えるでしょう。
【徹底比較】カジキとメカジキの5つの違いを詳しく解説
さて、基本的な関係性を理解したところで、具体的な5つの違いを徹底的に比較していきます。
違い① 見た目:口(吻)の形で見分けられる!
生きている状態の魚を見れば、その違いは一目瞭然です。

生きている状態のカジキを見れば、その違いは一目瞭然です。
最も分かりやすい特徴は、彼らのシンボルとも言える長く突き出た上顎、専門用語で「吻(ふん)」と呼ばれる部分の形にあります。

メカジキ:平たくて剣(ソード)のよう
メカジキの吻は、横から見ると長く鋭いですが、上から見ると平たくなっています。
その断面は、まるで西洋の騎士が持つ両刃の剣(ソード)のようです。
そのため、英語では「Swordfish(ソードフィッシュ)」と呼ばれます。この平たい吻を高速で振り回し、
イワシなどの小魚の群れを叩いて気絶させたり、傷つけたりして捕食すると言われています。
その力強さが、メカジキの筋肉質な体を作り上げています。
マカジキなど他のカジキ:丸くて槍(スピア)のよう
一方、メカジキ以外のカジキ、例えば代表格であるマカジキやクロカジキの吻は、断面がほぼ円形です。
その形状は、古代の戦士が使った鋭い槍(スピア)を彷彿とさせます。
そのため、彼らは総称して「Spearfish(スピアフィッシュ)」と呼ばれることもあります。
この鋭い吻で、獲物となる魚やイカを突き刺して捕らえると考えられています。
この捕食方法の違いが、吻の形状の違いに繋がっているのです。
違い② 味と食感:こってりジューシー vs あっさり上品
料理をする上で最も重要と言えるのが、味と食感の違いです。
これは、それぞれの生態や筋肉の質、脂肪の含有量に由来する、カジキとメカジキの大きな違いです。

メカジキ:脂がのっていて柔らかく、加熱してもパサつきにくい
メカジキの身は、美しいオレンジがかったクリーム色が特徴で、全体にきめ細かく脂肪が入り込んでいます。
この豊富な脂こそが、メカジキの美味しさの秘密です。
熱を加えることで脂が溶け出し、身をふっくらとジューシーに保ちます。
そのため、照り焼きやソテー、フライといった加熱調理をしてもパサつきにくく、冷めても美味しく食べられるという利点があります。
味わいは濃厚で、こってりとした力強い旨味を感じられます。
マカジキ:身が締まっていて、淡白で上品な味わい
マカジキの身は、メカジキに比べて白っぽいピンク色をしています。
脂肪分は少なく、その分、身質がしっかりと締まっています。
味わいは非常に淡白で、クセがなく、上品な旨味が特徴です。
この繊細な味わいは、加熱しすぎると身から水分が抜けてパサパサになりやすいため、調理には少し注意が必要です。
しかし、新鮮なものを刺身でいただけば、そのきめ細やかな舌触りと、噛むほどに広がる優しい甘みは、まさに絶品と言えるでしょう。
違い③ 値段:スーパーで手頃なのはどっち?
日々の食卓に登場させるには、価格も重要な選択基準になります。
一般的に、スーパーマーケットでの販売価格には次のような傾向が見られます。

マカジキ | 料亭や寿司店であつかわれ高級品 |
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メカジキ | 安価で流通量も多い |
一般的に「メカジキ」のほうが安価で流通量も多い
メカジキは世界中の温帯・熱帯海域に広く分布しており、漁獲量もカジキ類の中では比較的安定しています。
そのため、市場への供給量が多く、価格も手頃になる傾向があります。
私たちがスーパーで日常的に見かける「カジキの切り身」は、メカジキであることが多いです。
その使い勝手の良さと価格の手頃さが、家庭料理の定番たる所以でしょう。
「マカジキ」は高級品として扱われることも
一方、マカジキはメカジキに比べて漁獲量が少なく、特に質の良いものは希少価値が高まります。
特に冬に旬を迎えるマカジキは「冬の白身の王様」とも称され、料亭や寿司店で高値で取引されることも少なくありません。
その美しい見た目と上品な味わいから、贈答用や特別な日のご馳走として扱われる、まさに高級魚なのです。
違い④ おすすめの調理法:加熱用と生食用の違い
それぞれの味と食感の特性を理解すれば、おのずと最適な調理法も見えてきます。
これもまた、知っておくと便利なカジキとメカジキの違いです。
メカジキ:照り焼き、フライ、ソテー、煮付けなど火を通す料理に最適
脂が豊富で加熱しても硬くなりにくいメカジキは、まさに「加熱調理のエース」。

甘辛いタレがよく絡む「照り焼き」、サクサクの衣とジューシーな身のコントラストがたまらない「フライ」、香ばしい香りが食欲をそそる「バターソテー」、
そして味がしっかりと染み込む「煮付け」まで、どんな加熱料理にも対応できる万能選手です。BBQで串焼きにするのもおすすめです。
マカジキ:鮮度が良ければ刺身や寿司、カルパッチョが絶品
淡白で上品なマカジキの真価を味わうなら、何と言っても「生食」が一番です。
きめ細やかでしっとりとした身質は、刺身や寿司ネタにすると、舌の上でとろけるような食感を楽しめます。

また、薄切りにしてオリーブオイルと塩、レモンでシンプルに味付けする「カルパッチョ」も、マカジキの繊細な旨味を最大限に引き出してくれます。
加熱する場合は、火を通しすぎない「ムニエル」や「ポワレ」がおすすめです。
違い⑤ 栄養価:含まれる栄養素に違いはある?
健康を意識する方にとって、栄養価の違いも気になるところでしょう。
どちらも良質なたんぱく質源であることは共通していますが、特に注目すべき栄養素に違いがあります。
マカジキ | 低カロリーでカリウムが豊富・体内の余分な塩分を排出する |
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メカジキ | DHA・EPAが豊富で血液をサラサラに |
DHA・EPAが豊富なメカジキ
メカジキの豊富な脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ3系脂肪酸が多く含まれています。
これらの栄養素は、血液をサラサラにする効果や、脳の働きを活性化させる効果が期待できることで知られています。
美味しく食べて健康にも良い、というのは嬉しいポイントです。
高たんぱく・低脂質なマカジキ
一方、マカジキは脂質が少ない分、非常に高たんぱくで低カロリーな食材です。
トレーニングで体づくりをしている方や、ダイエット中でカロリーを抑えたい方には、マカジキの方が適していると言えるでしょう。
また、カリウムも豊富に含まれており、体内の余分な塩分を排出する手助けをしてくれます。
スーパーで迷わない!美味しいカジキの選び方と豆知識
ここまでカジキとメカジキの違いを学んできたあなたなら、もうスーパーで迷うことはないはず。
ここではさらに一歩進んで、より美味しい切り身を見分けるためのプロの視点と、知っているとちょっと得する豆知識をご紹介します。
パックの表示名に注目!「カジキ」とだけ書かれている正体は?
スーパーのパックを見ると、「メカジキ」と明記されているものもあれば、単に「カジキ」や、時には「カジキマグロ」と書かれていることもあります。

- 「メカジキ」
これはメカジキ科のメカジキです。 - 「カジキ」「マカジキ」「クロカワ」など
これらはマカジキやクロカジキなど、メカジキ以外のカジキ類を指します。「クロカワ」はクロカジキの別名です。 - 「カジキマグロ」
これは通称で、マグロとは全く別の魚です。カジキの力強い泳ぎ姿がマグロに似ていることから付いた俗称ですが、生物学的には全くの別物なので注意しましょう。
表示をしっかり確認し、身の色(オレンジがかっていればメカジキ、白っぽければマカジキなど)と合わせて判断するのが確実です。
美味しい切り身を見分ける3つのポイント
新鮮で美味しいカジキを選ぶには、いくつか見るべきポイントがあります。以下の3点をチェックしてみてください。
ドリップ(赤い汁)が出ていないか
パックの底に「ドリップ」と呼ばれる赤い液体が溜まっているものは避けましょう。
ドリップの正体は、魚の旨味成分や栄養素が細胞から流れ出てしまったもの。
これが多く出ているということは、鮮度が落ちて味が損なわれている証拠です。
身に透明感とハリがあるか
新鮮なカジキの身は、みずみずしく、透明感があります。
逆に、時間が経つと身が白く濁り、締まりがなくなってきます。
指で軽く押せるなら、跳ね返すような弾力(ハリ)があるものを選びましょう。
血合いの色が鮮やかか
切り身に血合い(身の赤い部分)が含まれている場合は、その色をチェックします。
鮮度の良いものは鮮やかな赤色や濃い赤色をしていますが、鮮度が落ちるにつれて黒ずんだり、茶色っぽくなったりします。
カジキの旬はいつ?種類によって違うの?
カジキの旬は、種類によって異なります。
- メカジキ
広い海域を回遊するため、世界各地で漁獲されます。そのため、旬がはっきりしないとも言われますが、日本では秋から冬にかけて脂がのって美味しくなるとされています。 - マカジキ
日本近海では、特に冬(12月~2月頃)に旬を迎えます。この時期のマカジキは脂がのり、刺身にすると格別の味わいです。
ただし、現代では冷凍技術が非常に発達しているため、旬の時期に漁獲したものを急速冷凍することで、一年を通して高品質なカジキを楽しむことができます。
メカジキだけじゃない!知っておきたい代表的なカジキの種類
カジキの世界は、メカジキとマカジキだけではありません。
ここでは、特に有名で個性的な他のカジキたちを簡単にご紹介します。
知識として知っておくと、魚売り場を見るのがさらに面白くなりますよ。
マカジキ:刺身の王様

これまでも比較対象として登場してきた、カジキの代表格です。
鮮やかな色合いと上品な味わいから、寿司ネタや刺身として特に高い人気を誇ります。
冬の味覚として珍重され、その美味しさは多くの食通を唸らせます。
クロカジキ:世界最大のカジキ

「ブルーマーリン」とも呼ばれ、体重が500kgを超えることもある世界最大のカジキです。
文豪ヘミングウェイの小説『老人と海』で、老人が死闘を繰り広げた巨大な魚としても有名です。
身は赤みがかっており、味はマカジキに似ていますが、やや酸味があるのが特徴です。
バショウカジキ:背びれが特徴的

最大の特徴は、船の帆(セイル)のように大きく広がる美しい背びれ。
英語名も「Sailfish(セイルフィッシュ)」です。時速100km以上で泳ぐことができる、海の最速スイマーの一人と言われています。
味は淡白で、こちらも刺身や照り焼きで食べられます。
今日から使える!カジキ・メカジキの絶品レシピ3選
さて、カジキとメカジキの違いをマスターしたところで、いよいよ実践編です。
それぞれの特徴を活かした、家庭で簡単に作れる絶品レシピを3つご紹介します。
プロのちょっとしたコツも添えているので、ぜひ試してみてください。
レシピ①【メカジキ】冷めても美味しい!ふっくら照り焼き
メカジキのジューシーさを最大限に活かす定番料理。お弁当のおかずにもぴったりです。
- プロのコツ
焼く前にメカジキの両面に軽く塩を振り、10分ほど置いてください。キッチンペーパーで表面に出てきた水分を優しく拭き取ることで、魚の臭みが抜け、味が染み込みやすくなります。 - 作り方:
- メカジキの水分を拭き取り、薄く片栗粉をまぶす。
- フライパンに油を熱し、メカジキを並べ、中火で両面に焼き色をつける。
- 醤油、みりん、酒、砂糖を混ぜ合わせたタレを加え、フライパンを揺すりながらメカジキに絡める。
- タレにとろみがついたら火を止め、お皿に盛り付ける。
レシピ②【メカジキ】子どもに大人気!サクサクのチーズカツレツ
淡白な鶏むね肉の代わりにメカジキを使えば、しっとりリッチなカツレツに。
- プロのコツ
衣は「小麦粉→卵→パン粉」の順につけますが、パン粉をつける際に、粉チーズを混ぜ込むのがポイント。香ばしさとコクが格段にアップします。 - 作り方:
- メカジキに塩こしょうを振り、小麦粉、溶き卵、粉チーズを混ぜたパン粉の順に衣をつける。
- フライパンに多めの油を熱し、きつね色になるまで両面を揚げ焼きにする。
- お好みでトマトソースやレモンを添えていただく。
レシピ③【マカジキ】おもてなしにも!簡単カルパッチョ
新鮮なマカジキが手に入ったら、ぜひ試してほしい一品。火を使わず、切って混ぜるだけの手軽さも魅力です。
- プロのコツ
ソースに使うオリーブオイルは、少し奮発して香りの良いエキストラバージンオリーブオイルを使うと、仕上がりが格段に本格的になります。
また、刻んだ大葉やミョウガを加えると、和風の爽やかなアクセントが楽しめます。 - 作り方:
- マカジキをできるだけ薄くスライスし、お皿に放射状に並べる。
- 刻んだ玉ねぎやミニトマト、ケイパーなどを散らす。
- 食べる直前に、オリーブオイル、レモン汁、塩、黒胡椒を混ぜ合わせたドレッシングをかける。
まとめ:結局どっちを選べばいい?シーン別おすすめ
長い旅路でしたが、これであなたはカジキとメカジキの違いを完璧に理解し、自在に使いこなせるようになったはずです。
最後に、あなたが料理をするシーンに合わせて、どちらを選ぶべきかをシンプルにまとめます。
こってりした食べ応えが欲しいなら「メカジキ」
- こんな時におすすめ:
- 夕食のメインになる、ご飯が進むおかずを作りたい時(照り焼き、ソテー)
- 揚げ物で、ジューシーな食感を楽しみたい時(フライ、カツレツ)
- お弁当のおかずなど、冷めても美味しく食べたい時
- DHAやEPAといった栄養素を積極的に摂りたい時
あっさり上品な味を楽しみたいなら「マカジキ」
- こんな時におすすめ:
- 新鮮な魚が手に入り、素材そのものの味を堪能したい時(刺身、寿司)
- おもてなし料理で、見た目も華やかな一品を作りたい時(カルパッチョ)
- 高たんぱく・低カロリーな食事を心がけている時
- 魚本来の繊細な旨味を、シンプルな味付けで楽しみたい時(ムニエル、塩焼き)
もうスーパーの鮮魚コーナーで立ち止まる必要はありません。
今日の気分とメニューに合わせて、自信を持って最高のカジキを選んでください。
あなたの食卓が、より豊かで楽しいものになることを願っています。
カジキとメカジキの5つの違いとは?のまとめ
- 「カジキ」は特定の魚の名前ではなく、カジキ類の魚の「総称」である
- 「メカジキ」は、カジキという大きなグループの中の一種で、独立した「メカジキ科」に属する
- 見た目の最大の違いは口(吻)の形で、メカジキは平たい「剣」、マカジキは丸い「槍」のよう
- メカジキの英語名は「Swordfish(ソードフィッシュ)」
- メカジキ以外のカジキは「Spearfish(スピアフィッシュ)」とも呼ばれる
- 味と食感において、メカジキは「こってりジューシー」で脂が豊富
- マカジキは「あっさり上品」で、身が締まり脂肪が少ない
- 価格は一般的に、流通量の多い「メカジキ」の方が手頃
- 「マカジキ」は漁獲量が少なく、高級魚として扱われることがある
- メカジキは加熱しても硬くなりにくく、照り焼きやフライなど火を通す料理に最適
- マカジキは鮮度が良ければ刺身や寿司、カルパッチョなどの生食が絶品
- 栄養面では、メカジキはDHA・EPAが豊富
- マカジキは高たんぱく・低脂質で、カロリーを気にする方におすすめ
- スーパーの「カジキマグロ」という表示は通称で、マグロとは全く別の魚
- 美味しい切り身を選ぶコツは「ドリップがない」「身にハリがある」「血合いが鮮やか」
- メカジキの旬は秋~冬、マカジキの旬は特に冬だが、冷凍技術で年中楽しめる
- カジキ類には『老人と海』で有名な「クロカジキ」や、背びれが美しい「バショウカジキ」もいる
- メカジキを照り焼きにする際は、焼く前に塩を振って水分を拭くと臭みが消える
- こってりした食べ応えや加熱調理がメインなら「メカジキ」を選ぶと良い
- あっさりした上品な味や生食を楽しみたいなら、新鮮な「マカジキ」が最適
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