
ここでは、猫の餌の量がわからない人に、詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
- 猫の餌の適切な量とは?
- 与えているフードのカロリーを確認する
- 猫に与える1日の食事回数
- 給与量が多いか少ないか便を見る?
- 猫の餌は総合栄養食を適量与えるのが理想
猫の餌の適切な量とは?
猫の餌の適切な量は、体重とライフステージ(生活スタイル)によって異なります。
猫は、食べ過ぎると肥満につながり、病気の原因になる可能性があり注意が必要です。
年齢と体重での必要カロリーの一覧表
猫の一般的な一日のご飯の量は、体重1キログラムに対して約80キロカロリーと言われています。
成猫で体重が4キロの猫の場合は、一日に必要なエサは320キロカロリーということになります。
※1日のkcal・参考値(1日の量なので1回の量は回数で割って与える)
1日の量/カロリー(平均値) | ||||||
体重kg | 2ヵ月半 | 5ヵ月 | 7ヵ月半 | 10ヵ月 | 1歳~不活発な猫 | 1歳~活発な猫 |
---|---|---|---|---|---|---|
0.8 | 200 | |||||
0.9 | 225 | |||||
1.0 | 250 | |||||
1.1 | 275 | |||||
1.2 | 300 | |||||
1.3 | 325 | 169 | ||||
1.4 | 350 | 182 | ||||
1.5 | 345 | 195 | ||||
1.6 | 400 | 208 | ||||
1.7 | 425 | 221 | ||||
1.8 | 450 | 234 | ||||
1.9 | 475 | 247 | 190 | |||
2.0 | 500 | 260 | 200 | |||
2.2 | 286 | 220 | ||||
2.4 | 312 | 240 | ||||
2.6 | 338 | 260 | 208 | 182 | 208 | |
2.8 | 364 | 280 | 224 | 196 | 224 | |
3.0 | 390 | 300 | 240 | 210 | 240 | |
3.5 | 455 | 350 | 280 | 245 | 280 | |
4.0 | 520 | 400 | 320 | 280 | 320 | |
4.5 | 585 | 450 | 360 | 315 | 360 | |
5.0 | 650 | 500 | 400 | 350 | 400 |
与えているフードのカロリーを確認する
愛猫に、毎日与えているフードのカロリーを確認しましょう。
カロリーは、パッケージに記載されています。
100gで400kcalのフードでは、成猫の場合は1日320kcal必要ですので
1g=4kcalですので、320kcal÷4=80です。
1日は80g必要です。


猫に与える1日のフード回数
猫に与える1日のフード回数は、猫の年齢やライフステージによって異なります。
一般的な目安
- 子猫(生後6ヶ月まで)
- 1日に3~4回程度、成長期でたくさんのエネルギーを必要とするため、こまめに与えます。
- 成猫(1歳~7歳頃)
- 1日に2回程度(朝と晩)、多くの成猫はこの回数で十分な栄養を摂取できます。
- シニア猫(7歳以上)
- 1日に2~3回程度、消化機能が低下することがあるため、少量ずつ回数を増やす場合があります。
子猫(生後6ヶ月まで) | 1日に3~4回程度 |
---|---|
成猫(1歳~7歳頃) | 1日に2回程度(朝と晩) |
シニア猫(7歳以上) | 1日に2~3回程度 |
給与量が多いか少ないか便を見る?
与えている給餌量が多いか少ないかの判断は、
便を見ればある程度判断できます。

便が柔らかすぎる場合は給餌量が多い可能性あり。
反対に便が固すぎる場合は給餌量が少ない可能性があり、フードの量を増やします。
これは、いちがいに量の問題ではない場合もあり、体調の問題の場合もありますので、
量を調整して様子を見ても変化がない場合は獣医師に相談しましょう。
便が硬くポロポロ | 量が少ない |
---|---|
普通の便 | 適量 |
ゆるい便 | 多すぎる |
猫の餌は総合栄養食を適量与えるのが理想
猫の健康を考えると、一般的には総合栄養食を適量与えるのが理想的と言えます。

総合栄養食は、必要な栄養素がバランス良く含まれるように設計されています。
これと新鮮な水があれば、基本的には猫の健康を維持できると考えられています。
総合栄養食も適量が大切
総合栄養食も「適量」というのも非常に重要です。
パッケージに記載されている給与量を参考に、猫の年齢、体重、活動量に合わせて調整することが大切です。
与えすぎは肥満の原因になります。
また、少なすぎると栄養不足になる可能性があります。
もちろん、猫によっては特定の栄養素を強化したい場合や、療法食が必要な場合もあります。
また、ウェットフードを混ぜたり、おやつを与えたりする場合でも総合栄養食が基本となる考え方は変わりません。
猫の餌の量がわからない?まとめ
- 猫の餌の適切な量は、体重とライフステージ(生活スタイル)によって異なります
- 一般的な一日のご飯の量は、体重1キログラムに対して約80キロカロリー
- 100gで400kcalのフードは成猫1日320kcal必要ですので1g=4kcalで320kcal÷4=80gです
- 猫に与える1日のフード回数は、猫の年齢やライフステージによって異なります
- 子猫は1日に3~4回程度、成長期でたくさんのエネルギーが必要なため、こまめに与えます
- 成猫は1日に2回程度(朝と晩)、多くの成猫はこの回数で十分な栄養を摂取できます
- シニア猫は1日に2~3回程度、消化機能が低下することがあるため少量ずつ回数を増やします
- 与えている給餌量が多いか少ないかの判断は、便を見ればある程度判断できます
- 便が柔らかすぎる場合は給餌量が多い可能性ある
- 便が固すぎる場合は給餌量が少ない可能性がある
- 量を調整して様子を見ても変化がない場合は獣医師に相談しましょう
- 猫の健康を考えると、一般的には総合栄養食を適量与えるのが理想的と言えます
- 総合栄養食も「適量」というのも非常に重要です
- パッケージに記載された給与量を参考に、年齢、体重、活動量に合わせて調整するのが大切です
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