ドラム式洗濯機はやめとけ!プロが語る後悔の真相

ドラム式洗濯機はやめとけ!
記事のポイント
  • ドラム式は便利だけど、実はデメリットもたくさんある。
  • 「やめとけ」と言われる一番の理由は、手入れの大変さ。
  • 乾燥機能に期待しすぎると、がっかりすることが多い。
  • 本体価格だけでなく、電気代や水道代の罠に注意が必要。
  • 設置場所の確認を怠ると、そもそも置けない可能性も。
  • 後悔しないためには、自分の生活スタイルに合うか見極めが肝心。

なぜドラム式洗濯機は「やめとけ」と言われるの?

ドラム式洗濯機やめとけ」という言葉、気になりますよね。

最新で高機能なのに、なぜそんな声が上がるのでしょうか。

30年以上、様々な家電の修理や販売に携わってきた私が断言します。

ドラム式洗濯機は、「誰にでもおすすめできる万能な洗濯機ではない」というのが結論です。

理由1:想像以上に大変!掃除・メンテナンスの手間

乾燥機能を使った後の「ホコリ取り」は本当に大変です

ドラム式洗濯機で最も後悔する声が多いのが、この掃除の手間です。

特に、乾燥機能を使った後の「ホコリ取り」は本当に大変なんです。

  • 乾燥フィルター
    毎回、びっくりするほどのホコリが溜まります。これを掃除しないと、乾燥時間が長くなったり、故障の原因になったりします。
  • ドアのゴムパッキン
    ここにはホコリや髪の毛が溜まりやすく、カビの温床になります。毎回拭かないと、黒カビが発生してしまい、洗濯物に臭いがつくこともあります。

【私の失敗談①】

実は私も自宅で乾燥フィルターの掃除をサボったことがあるんです。

「まあ、2〜3回分くらい大丈夫だろう」と高を括っていたら、ある日突然、乾燥に6時間以上かかるようになりました。

慌ててフィルターを見ると、フェルト状に固まったホコリがびっしり…。

あの時は本当に焦りました。お客様には「毎回掃除してくださいね」と言っている手前、恥ずかしい話です。

理由2:「ふんわり」は幻想?乾燥機能の落とし穴

「乾燥まで全自動で、タオルもふんわり」そんなイメージを持っていませんか。しかし、現実は少し違います。

  • 衣類のシワ
    TシャツやYシャツは、思った以上にシワになります。乾燥後、そのまま着られるレベルになることは稀で、結局アイロンがけが必要になることも。
  • 生乾き臭
    洗濯物を詰め込みすぎると、乾燥ムラができて生乾き臭の原因になります。規定の容量を守ることが大切ですが、つい多めに入れてしまいがちですよね。
  • 電気代
    乾燥機能はヒーターを使うため、電気代がかなりかかります。特に冬場は、思った以上の請求額に驚くご家庭も少なくありません。

【参考文献】

消費者庁のデータによると、洗濯乾燥機の使用に関する相談の中には、乾燥機能の不満や故障に関するものが多く含まれています。

引用元:消費者庁「商品テスト・危害情報」

理由3:価格が高く、故障すると修理費用が高額

ドラム式洗濯機は本体価格が高いのはご存知の通り。

また、構造が複雑なため、一度故障すると修理費用が高額になりがちです。

保証期間が過ぎた後の出費は覚悟しておく必要があります。

理由4:設置できない!?サイズと重量の罠

「デザインが気に入って買ったのに、搬入できない…」これは、意外と多いトラブルです。

  • 本体サイズ
    縦型よりも奥行きがあり、防水パンに収まらないことがあります。
  • ドアの開閉スペース
    ドアが手前に開くため、洗面所が狭いと人が通れなくなることも。
  • 本体重量
    80kgを超えるモデルも多く、床の強度や、設置場所までの搬入経路の確認が必須です。

理由5:衣類へのダメージは本当?デリケートな服には不向き

ドラム式は衣類が傷みやすい

ドラム式は、衣類を上から下に叩きつけて洗う「たたき洗い」が基本です。

この方式は、少ない水で汚れを落とすのに効果的ですが、一方で衣類への負担が大きくなることがあります。

特に、レースやシルクなどのデリケートな素材は、傷んだり型崩れしたりする可能性が縦型よりも高いと言えます。

【衝撃の体験談】お客様が語ったドラム式洗濯機、最大の失敗

これは、私が以前担当したお客様(A様)の話です。

念願のドラム式洗濯機を購入されたのですが、3ヶ月後に「洗濯物が臭くてたまらない」と相談を受けました。

訪問してみると、洗濯槽からツンとした嫌な臭いが…。

原因は、ドアパッキンの裏側にびっしりと生えた黒カビでした。

A様は共働きで忙しく、毎回の掃除が負担になっていたのです。

「便利になると思って買ったのに、逆にストレスが増えた」と、とても落ち込んでいらっしゃいました。

結局、専門業者による分解洗浄で1万5千円ほどの費用がかかりました。

この一件以来、私はお客様にドラム式をおすすめする際は、

メンテナンスの手間について、より詳しく説明するようにしています。

もちろん良い点も!それでもドラム式洗濯機を選ぶメリット

「やめとけ」と言われる理由ばかり話してきましたが、

もちろんドラム式洗濯機には素晴らしいメリットもあります。

メリット1:圧倒的な節水性能

水の量は縦型の約半分で済むのよ

たたき洗い方式のおかげで、使用する水の量は縦型の約半分で済みます。

水道代を長期的に見れば、大きな節約につながります。

【公式データ】

大手家電メーカーの公式サイトでは、同容量の縦型洗濯機とドラム式洗濯機の年間水道代を比較したデータが公開されており、その差は明らかです。

引用元:パナソニック株式会社「洗濯機」

メリット2:乾燥までおまかせ!家事の時短効果

乾燥までするので干す手間がいりません

天候を気にせず洗濯から乾燥まで一気に終えられるのは、ドラム式最大の魅力です。

忙しい共働き世帯や、花粉の季節などには、本当に助かります。

メリット3:衣類が絡みにくい

洗濯槽が横回転するため、衣類が絡まりにくいのも特徴です。

洗濯物を取り出す際のストレスが軽減されます。

【徹底比較】ドラム式と縦型、あなたに本当に合うのはどっち?

結局、どちらを選べば良いのでしょうか。あなたのライフスタイルに合わせて選ぶのが一番です。

比較項目ドラム式洗濯機縦型洗濯機
洗浄力泥汚れは苦手泥汚れに強い
衣類の傷みやや傷みやすい傷みにくい
節水性◎ 優れている△ 標準的
乾燥機能◎ ふんわり仕上がる△ シワになりやすい
本体価格高い安い
お手入れ手間がかかる比較的楽
設置性スペースが必要省スペース

これで後悔しない!プロが教えるドラム式洗濯機の賢い選び方4つのポイント

もし、あなたがデメリットを理解した上でドラム式を選びたいなら、

後悔しないために以下の4つのポイントを必ずチェックしてください。

ポイント1:乾燥方式は「ヒートポンプ式」を選ぶべし

乾燥方式には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」があります。

電気代が安く、衣類が傷みにくい「ヒートポンプ式」が断然おすすめです。

本体価格は高くなりますが、ランニングコストを考えれば元は取れます。

ポイント2:「自動投入機能」はマストで検討

洗剤や柔軟剤を自動で投入してくれる機能は、一度使うと手放せなくなります。

毎回の計量の手間が省け、入れすぎも防げるので、想像以上に便利です。

ポイント3:「お掃除機能」の充実度をチェック

最近は、面倒なフィルター掃除を自動化してくれるモデルも登場しています。

少しでもメンテナンスの手間を減らしたい方は、お掃除機能が充実したモデルを選びましょう。

【参考文献】

家電製品の選び方に関する専門情報サイトでも、近年のドラム式洗濯機はメンテナンス性の向上がトレンドであることが指摘されています。

引用元: 家電 Watch

ポイント4:必ず設置場所の採寸を!

購入前には、メジャーを持って設置場所の「幅」「奥行き」「高さ」を測りましょう。

さらに、搬入経路である玄関や廊下、階段の幅も確認することが失敗を防ぐカギです。

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ドラム式洗濯機 賃貸

賃貸住宅の場合、設置スペースや防水パンのサイズが限られていることが多いです。

コンパクトタイプのドラム式を選ぶか、事前に大家さんや管理会社に搬入経路や設置の可否を確認しましょう。

騒音トラブルを避けるため、静音性の高いモデルがおすすめです。

ドラム式洗濯機 後悔

「乾燥機能が思ったほど使えない」「掃除が面倒でストレス」といった声が多いです。

購入前に、自分の生活スタイルで本当に乾燥機能が必要か、こまめな掃除ができるかを冷静に考えてみてください。

勢いで買うと後悔しやすい家電の一つです。

ドラム式洗濯機 デメリット 知恵袋

知恵袋などでは、リアルな失敗談が多く見られます。

特に「修理代が高かった」「ドアパッキンのカビが取れない」といった金銭面や衛生面の悩みが多い印象です。

購入前に一度目を通し、他人の失敗から学ぶことをおすすめします。

ドラム式洗濯機 臭い

主な原因は、洗濯槽やドアパッキンのカビ、乾燥フィルターのホコリ詰まりです。

定期的な槽洗浄や、使用後のドアパッキンの拭き掃除、乾燥フィルターの清掃を徹底することで、

ほとんどの臭いは防ぐことができます。臭いが出てからでは手遅れになることも。

ドラム式洗濯機 寿命

一般的にドラム式洗濯機の寿命は7〜10年と言われています。

しかし、これは使い方やメンテナンス次第で大きく変わります。

こまめに手入れをすれば長く使えますし、逆に手入れを怠れば5年程度で故障することも珍しくありません。

【参考文献】

内閣府の消費動向調査によると、洗濯機の平均使用年数は約10年とされています。

引用元:内閣府「消費動向調査」

よくある質問

Q1. ドラム式洗濯機で乾燥まで行うと、電気代はどれくらい高くなりますか?

A1. 乾燥方式や使用頻度によりますが、ヒーター式の場合、1回の乾燥で約50〜80円、ヒートポンプ式なら約20〜40円が目安です。

毎日使うと月々1,000円〜2,000円以上の差になることもあります。

Q2. 赤ちゃんがいる家庭には、ドラム式と縦型どちらがおすすめですか?

A2. 泥汚れや食べこぼしが多い赤ちゃんがいるご家庭には、洗浄力の高い縦型がおすすめです。

一方で、洗濯物が多く乾燥機能を頻繁に使いたい場合はドラム式が便利です。

ご自身の優先順位で選ぶのが良いでしょう。

Q3. ドラム式洗濯機のドアは、右開きと左開き、どちらを選ぶべきですか?

A3. 洗濯機の設置場所と壁の位置関係で決まります。

ドアを開けたときに、壁が邪魔にならず、洗濯物の出し入れがスムーズにできる向きを選びましょう。

購入前に必ずシミュレーションしてみてください。

まとめ:この記事の要点

  • ドラム式洗濯機は、掃除やメンテナンスの手間がかかるのが最大のデメリットです。
  • 乾燥機能は便利ですが、衣類のシワや電気代の高さには注意が必要です。
  • 本体価格だけでなく、水道代や将来の修理費用といった隠れたコストも考慮しましょう。
  • 購入前には、設置場所と搬入経路の採寸が絶対に欠かせません。
  • 衣類の傷みが気になるデリケートな服を多く持っている人には不向きな場合があります。
  • メリットである節水性や時短効果と、デメリットを天秤にかけることが大切です。
  • 乾燥方式は、電気代と衣類への優しさを考えて「ヒートポンプ式」がおすすめです。
  • 洗剤の「自動投入機能」や「フィルター自動掃除機能」があると、日々の手間が格段に減ります。
  • 賃貸住宅では、サイズや騒音の問題をより慎重に検討する必要があります。
  • 臭いやカビを防ぐには、購入後のこまめな手入れが何よりも重要です。
  • 他人の後悔や失敗談を参考にし、自分のライフスタイルに本当に合うか見極めましょう。
  • 「便利そう」というイメージだけで飛びつかず、冷静に判断することが後悔しないための鍵です。

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