
- 伊勢神宮はなんの神様?
- 伊勢神宮の基本情報と歴史
- 伊勢神宮の構成と主な神様
- 伊勢神宮のご利益と参拝の意味
- 伊勢神宮の参拝作法とマナー
- 伊勢神宮の見どころと周辺観光
- よくある質問Q&A
伊勢神宮はなんの神様?【結論:ご祭神とそのご利益】
伊勢神宮はなんの神様を祀っているのか?この疑問は、
初めて伊勢神宮を訪れる方や日本の神社に興味を持った方が最初に知りたいポイントです。
伊勢神宮には外宮と内宮があります。
内宮には日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)、
外宮には衣食住や産業を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています。
- 内宮は天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)
一般的に、外宮から参拝し、その後内宮を参拝するのが習わしです。

内宮(皇大神宮)のご祭神「天照大御神」とは
伊勢神宮はなんの神様かと問われれば、まずこの天照大御神が挙げられます。
外宮(豊受大神宮)のご祭神「豊受大御神」とは
伊勢神宮はなんの神様を祀っているのかという問いに対し、豊受大御神も欠かせない存在です。
それぞれの神様のご利益
神様 | ご利益 |
---|---|
天照大御神 | 開運、厄除け、心願成就、国家安泰、家内安全 |
豊受大御神 | 五穀豊穣、商売繁盛、産業発展、衣食住の安泰 |
伊勢神宮はなんの神様かを知ることで、
それぞれの神様からどのようなご利益が得られるのかも理解できます。

伊勢神宮の基本情報と歴史
伊勢神宮の正式名称・構成
伊勢神宮の正式名称は「神宮」です。通称「伊勢神宮」と呼ばれますが、
実際には125社からなる神社の総称であり、中心となるのが内宮と外宮です。
内宮には天照大御神、外宮には豊受大御神が祀られており、
その他にも多くの別宮、摂社、末社が存在します。
伊勢神宮の創建と由緒
伊勢神宮の歴史は約2000年前にさかのぼります。
倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大御神の鎮座地を探し、
最終的に五十鈴川のほとりに内宮を建てたのが始まりとされています。
古代から現代に至るまで、日本人の精神的な支柱として大切にされてきました。
江戸時代の「おかげ参り」と庶民信仰
江戸時代には「おかげ参り」という大規模な参拝ブームが起こり、
庶民の間でも伊勢神宮はなんの神様かという関心が高まりました。
多くの人々が一生に一度は伊勢神宮を参拝したいと願い、全国から参拝者が集まりました。
伊勢神宮の構成と主な神様
内宮と外宮の違い
宮名 | 祀られている神様 | 主なご利益 |
---|---|---|
内宮 | 天照大御神 | 開運、厄除けなど |
外宮 | 豊受大御神 | 五穀豊穣、商売繁盛 |
内宮は日本人の総氏神である天照大御神を祀り、
外宮は衣食住と産業の守護神である豊受大御神を祀っています。
伊勢神宮はなんの神様かを知るうえで、この違いを理解することが大切です。
別宮・摂社・末社に祀られる神々
伊勢神宮には、内宮・外宮以外にも多くの神様が祀られています。
- 内宮別宮:荒祭宮(天照大御神の荒御魂)、月読宮(月読尊)、風日祈宮(級長津彦命・級長戸辺命)など
- 外宮別宮:多賀宮(豊受大御神の荒御魂)、土宮、風宮など
これらの神々も伊勢神宮の信仰を支えています。
八咫鏡と三種の神器
内宮のご神体は八咫鏡(やたのかがみ)であり、これは三種の神器の一つです。
八咫鏡は皇位の象徴であり、天照大御神の御霊代(みたましろ)とされています。
伊勢神宮のご利益と参拝の意味

天照大御神のご利益
天照大御神のご利益は、開運や厄除け、国家安泰、家内安全、心願成就など多岐にわたります。
日本人の総氏神として、日々の幸せや平和を祈る人々に広く信仰されています。
豊受大御神のご利益
豊受大御神は、五穀豊穣や商売繁盛、産業発展、衣食住の安泰といった現世利益をもたらす神様です。
農業や商業に携わる方々にとって、特に重要な信仰対象となっています。
参拝する意味と現代の信仰
伊勢神宮はなんの神様かを知ったうえで参拝することで、日本人の精神的な拠り所や人生の節目、願掛けの場としての意味がより深まります。
現代でも多くの人が新年や特別な日に参拝し、心を新たにしています。
伊勢神宮の参拝作法とマナー
参拝の順番(外宮→内宮)
伊勢神宮の正式な参拝順序は「外宮→内宮」です。
まず外宮の御正宮、次に外宮の別宮(多賀野宮、土宮、風宮)、その後に内宮の御正宮、最後に内宮の別宮(瀧原宮、伊雑宮、月讀宮、倭姫宮、月夜見宮)を参拝するのが正しいとされています。
しかし、別宮を参拝しない場合、不参と捉えられることはありません。
より深く伊勢神宮を理解し、神様への敬意を表すためには、別宮を参拝することもおすすめです。
時間のある方は、別宮に参拝すると良いでしょう。
一般的には、別宮に参拝せずに、外宮と内宮の御正宮に参拝するのが多いようです。
- 外宮の御正宮
- 外宮の別宮
- 内宮の御正宮
- 内宮の別宮
手水の作法
参拝前には手水舎で手と口を清めます。正しい手水の手順は以下の通りです。

- 右手で柄杓を持ち、左手を清める
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を清める
- 柄杓を右手に持ち、左手で水を受けて口をすすぐ(直接口をつけない)
- もう一度左手を清める
- 柄杓の柄を洗い、元の位置に戻す

右手で柄杓を持って、たっぷりと水をくみ、そのくんだ水で行行いますが、
途中で水をくみ直したりせず、最初の一杯だけで浄めるのがポイントです。
口をすすいだら、飲み込まずに吐き出します。水を飲む行為は作法に反します。
参拝の作法(二拝二拍手一拝)
伊勢神宮の参拝作法は「二拝二拍手一拝」です。
- 神前に進み、姿勢を正す
- 90度の深いお辞儀を2回
- 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらして2回拍手
- 指先を戻し、最後にもう1回深いお辞儀
境内でのマナー
- 外宮は左側通行、内宮は右側通行
- 参道の中央は神様の通り道なので歩かない
- 神域内は禁煙・飲食禁止
- ペットの同伴は不可(所定の場所で預ける)
- 帽子は脱ぎ、私語は慎む
伊勢神宮の見どころと周辺観光
内宮・外宮それぞれの見どころ
場所 | 見どころ |
---|---|
内宮 | 宇治橋、五十鈴川、正宮、荒祭宮、月読宮 |
外宮 | 正宮、多賀宮、土宮、風宮 |
それぞれの宮には歴史的な建造物や自然豊かな景観が広がっています。
おはらい町・おかげ横丁の楽しみ方
参拝後は、おはらい町やおかげ横丁でグルメやお土産を楽しむことができます。
伊勢うどんや赤福餅など、地元ならではの味覚も堪能できます。

季節ごとのイベント・祭事
伊勢神宮では、神楽祭や御田植え式、紅葉の季節など、年間を通じてさまざまな行事が行われています。
これらのイベントに合わせて訪れるのもおすすめです。
よくある質問Q&A
伊勢神宮は誰でも参拝できる?
伊勢神宮は誰でも参拝可能です。特別な資格や予約は不要ですが、
御垣内参拝など一部の特別参拝は事前申込や服装の指定があります。
どんな服装がふさわしい?
参拝時の服装は、正装でなくても構いませんが、露出の多い服や派手な格好は避け、
清潔感のある服装が望ましいです。
お守りや御朱印はどこでいただける?
お守りや御朱印は、内宮・外宮それぞれの授与所でいただけます。
御朱印帳を持参すると記念になります。
参拝におすすめの時期は?
早朝や平日、季節の変わり目(春や秋)は参拝者が少なく、静かな雰囲気で参拝できます。
特に新年や特別な祭事の時期は多くの参拝者で賑わいます。
伊勢神宮はなんの神様かを知ることで、参拝の意味や楽しみ方がより深まります。初心者の方でも安心して参拝できるよう、正しい作法やマナーを守り、日本の神道文化を体感してください。
伊勢神宮はなんの神様が祀られているの?:まとめ
- 天照大御神は太陽の神で、日本神話における最高神、皇室の祖先神、日本人の総氏神とされています
- 外宮には豊受大御神(とようけのおおみかみ)が祀られています
- 豊受大御神は衣食住や産業、五穀豊穣を司る神で、天照大御神の食事を司る御饌都神でもあります
- 外宮から内宮の順に参拝するのが正式な作法です
- 天照大御神のご利益は、開運、厄除け、心願成就、国家安泰、家内安全など多岐に渡ります
- 豊受大御神のご利益は、五穀豊穣、商売繁盛、産業発展、衣食住の安泰など現世利益が中心です
- 伊勢神宮の創建は約2000年前、倭姫命が天照大御神の鎮座地を探し、五十鈴川のほとりに内宮を建てたのが始まりです
- 江戸時代には「おかげ参り」と呼ばれる大規模な参拝ブームが起き、庶民にも広く信仰されました
- 内宮には天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮や、月読宮、風日祈宮などの別宮もあります
- 外宮には豊受大御神の荒御魂を祀る多賀宮、土宮、風宮などの別宮があります
- 内宮のご神体は三種の神器の一つ、八咫鏡(やたのかがみ)です
- 伊勢神宮は日本の神社の中心的存在で、全国の神社の頂点とされています
- 参拝作法は「二拝二拍手一拝」で、外宮は左側通行、内宮は右側通行などのマナーがあります
- 参道の中央は神様の通り道とされ、歩かないのが礼儀です
- 参拝前には手水舎で手と口を清める作法があります
- 内宮・外宮ともに歴史的建造物や自然が見どころで、周辺にはおはらい町やおかげ横丁など観光スポットもあります
- 伊勢神宮は誰でも参拝可能で、特別な資格や予約は不要です
- 参拝時は清潔感のある服装が望ましく、御朱印やお守りも内宮・外宮で授与されます
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