
- 岐阜市立合渡小学校から岐阜市立岐阜西中学校へ進学し、地元公立校で基礎を築く
- 岐阜第一高等学校スポーツコースを卒業、全日制高校で世界遠征と学業を両立
- 中学2年時に右膝蓋骨骨折の大怪我を乗り越え、リハビリで心身ともに成長
- 高校卒業後は大学進学せず競技に専念、TOKIOインカラミスノーボード部所属
- 先輩の堀島行真(北京五輪モーグル銅メダリスト)と同じ岐阜第一高校スキー部出身
- 2025年最新情報:BSトリプルコーク1620成功、ミラノ五輪で金メダル狙う
村瀬心椛のプロフィール
- 人物名: 村瀬 心椛(むらせ ここも)
- 生年月日: 2004年11月7日(2026年2月現在21歳)
- 出身地: 岐阜県岐阜市(日本)
- 身長:154cm
- 職業/肩書: プロスノーボーダー(女子ビッグエア・スロープスタイル)
- 所属: TOKIOインカラミ スノーボード部(※2026年現在)
- 主なスポンサー:Red Bull, TOKIOインカラミ, BURTON
- 主な活動: 国際大会・ワールドカップ・冬季オリンピック出場・メダリスト
- 代表的実績:
- ・2022年北京冬季オリンピック・スノーボード女子ビッグエア 銅メダル(日本女子最年少五輪メダリスト)
- ・X Games ビッグエア優勝(史上最年少)
- ・ワールドカップ種目別制覇複数回
村瀬心椛(むらせ ここも)は、2004年11月7日生まれ、岐阜県岐阜市出身のプロスノーボーダーです。
2022年北京オリンピックのビッグエアで銅メダルを獲得し、17歳3ヶ月という日本人女子冬季オリンピック史上最年少メダリストとして注目を集めました。
現在はTOKIOインカラミスノーボード部に所属し、2025年11月には女子として世界初のBSトリプルコーク1620を成功させるなど、常に女子スノーボード界の限界を押し広げ続けています。
妹の村瀬由徠(ゆら)もプロスノーボーダーとして活躍する姉妹アスリートです。
村瀬心椛の小学校時代:岐阜市立合渡小学校
村瀬心椛さんは、岐阜市立合渡(ごうど)小学校の出身です。

4歳の時に家族でゲレンデに行き、父親の滑りを見て「スノーボードってカッコいい」と感じたことがスノーボードを始めたきっかけでした。
父親の村瀬功一さんは熱心なスノーボード愛好家で、週末には車で片道4時間半をかけて富山県の立山KINGSまで通い、平日も岐阜県の鷲ヶ岳スキー場で練習を重ねました。
筋トレ、トランポリン、スケートボードでバランス感覚を養い、プロの映像を見て技術を研究する日々でした。
小学3年生でJSBA東海地区大会優勝、小学4年生で全日本2位、そして小学5年生という異例の早さでプロ宣言。
小学6年生ではBSダブルコーク1080を成功させ、世界に衝撃を与えました。
2015年の「World Rookie Finals」で優勝し、2016年から2018年まで「World Rookie Tour」で3年連続年間王者に輝き、若き天才として世界にその名を轟かせました。
村瀬心椛の中学校時代:岐阜市立岐阜西中学校
村瀬心椛さんは、地元岐阜市の公立校である岐阜市立岐阜西中学校に進学しました。

世界を舞台に活躍するトップアスリートの多くが通信制や私立校を選ぶ中、村瀬さんは地元公立中学校で遠征と学業を両立する困難な道を選びました。
X Games史上最年少優勝の快挙
中学2年生の2018年5月、ノルウェー・オスロで開催されたX Gamesビッグエア女子で女子初のバックサイドダブルコーク1260を決めて優勝。
13歳4ヶ月でのX Games優勝は史上最年少記録であり、平昌五輪金メダリストを破っての勝利は世界に衝撃を与えました。
優勝後も「世界1位じゃなくてただの中2や!そう思っておかないと天狗になっちゃう」と謙虚な姿勢を見せています。
選手生命の危機からの完全復活
しかし2018年12月7日、米コロラド州キーストーンでのトレーニング中に右膝蓋骨骨折という重傷を負います。
膝の皿にボルトを3本入れる大手術となり、当時14歳での大怪我は選手生命さえ危ぶまれました。
この怪我が村瀬さんを大きく成長させます。
母親が栄養学の観点から食事を全面的に見直し、村瀨さん自身も魚嫌いを克服。
リハビリでは國母和宏や平野歩夢らをサポートしてきた名トレーナーの指導を受け、1シーズンかけて完全復活を遂げました。
リハビリ期間中、同じマネジメント会社所属のプロスケートボーダー・西村碧莉との交流も大きな支えとなりました。
この経験が、身体面だけでなく精神面でも大きな成長につながったのです。
村瀬心椛の高校時代:岐阜第一高等学校
スポーツ強豪校へ進学
中学卒業後、村瀬心椛さんは2020年4月に岐阜第一高等学校のスポーツコースに進学しました。

岐阜第一高校は岐阜県本巣市にある私立高校で、通称「一高」と呼ばれています。
偏差値は学科・コースによって38〜58と幅があり、スポーツコースは部活動強化を優先したカリキュラムが特徴です。
硬式野球部は甲子園出場経験があり、国際交流も盛んな学校です。
同窓の先輩・堀島行真の影響
特筆すべきは、2022年北京五輪でモーグル銅メダルを獲得した堀島行真選手が同校スキー部のOB(村瀬さんの7学年上)であることです。
村瀬さんは「同窓の選手がメダルを取っているのに自分が取れなかったら恥ずかしい」と奮起し、この思いが北京五輪での銅メダル獲得につながりました。
全日制で遠征と学業を両立
トップレベルの選手は通信制に進学することが多い中、村瀬さんは自ら全日制の高校を選択。
冬は北半球、夏は南半球と一年を通した遠征の中で、友人にノートの写真を送ってもらい、遠征先で通話しながら勉強する努力家の一面を見せました。
海外帰りのひどい時差ボケの中でも必ず登校していたといいます。
担任教諭によれば、普段の村瀬さんは普通の高校生で、よくつまずいて転ぶおっちょこちょいな一面もあったそうです。
高校時代の輝かしい戦績
高校2年生(2021-2022シーズン)
- 2021年12月 ワールドカップ開幕戦で初優勝
- 2022年2月 北京オリンピックビッグエアで銅メダル獲得(17歳3ヶ月で日本人女子冬季五輪史上最年少メダリスト)
北京五輪では選手村で羽生結弦や鍵山優真に遭遇し「やばい本物だ!」と興奮したというエピソードも。
高校3年生(2022-2023シーズン)
- 2023年3月 岐阜第一高校卒業
- 2023年9月 女子史上初のバックサイドトリプルコーク1440を成功
高校生活を通じて、学業と世界トップレベルの競技活動を見事に両立し、同校初の現役オリンピックメダリストとして歴史に名を刻みました。
大学進学せず競技に専念する道を選択
2023年3月に岐阜第一高等学校を卒業した後、村瀬心椛さんは大学へは進学せず、競技に専念する道を選びました。
多くのスノーボード選手が大学のスポーツ科学部などに進学する中、村瀬さんが大学進学を選ばなかった理由は、スノーボード競技に全ての時間を注ぎ込み、さらなる高みを目指すためです。
高校時代からムラサキスポーツをはじめとする複数の企業とスポンサー契約を結んでおり、道具の調整や遠征費、トレーニング施設の利用など、競技に集中できる万全の体制が整っていました。
現在はTOKIOインカラミスノーボード部に所属し、全日本スキー連盟のS(トップ)ランク強化指定選手として活動しています。
主なスポンサーは、ムラサキスポーツ、レッドブル、BURTON、SMITHなどです。
2025年最新情報:ミラノ五輪へ向けて
BSトリプルコーク1620の歴史的成功
2025年11月、オーストリアでの合宿中に女子として世界初となるBSトリプルコーク1620(縦3回転、横4回転半)を成功させました。
この大技は女子スノーボード界の新たな歴史を刻む快挙です。
2025年世界選手権とワールドカップ
2025年3月の世界選手権ではビッグエアで優勝、スロープスタイルで2位という素晴らしい成績を収めました。
2025-2026シーズンは、ワールドカップ スロープスタイル(Laax/スイス)で優勝、さらにX Games Aspen 2026 ビッグエアで優勝し、BSトリプルコーク1620を実戦で成功させました。
メンタル面の成長と内観の経験
北京五輪後、メダリストとしてのプレッシャーに悩んだ時期もありました。
しかし、コーチの勧めで寺に1週間こもり、携帯も預けて自分と向き合う「内観」を経験。深く自分の内側へと意識を向けることで、精神面でも大きく成長しました。
ミラノ・コルティナ2026五輪への挑戦
2026年2月のミラノ・コルティナ五輪に向けて、村瀬さんは「金メダルを取って笑顔で日本に帰りたい」と力強く語っています。
21歳で迎える今大会について「大人になって落ち着いた姿勢で臨めている」と自信を見せており、前回大会の銅メダルから金メダルへのステップアップが大いに期待されています。
まとめ:学歴と競技を両立させた努力の軌跡
村瀬心椛さんの学歴は、地元岐阜の公立校で基礎を築き、スポーツ強豪の私立高校で世界と学業を両立させ、そして大学には進学せず競技に専念するという、トップアスリートとしての確固たる道を歩んできた証です。
小学校時代から驚異的な才能を発揮し、中学時代には大怪我という逆境を乗り越え、高校時代には全日制で学業と遠征を両立させながら北京五輪銅メダルを獲得。
現在は大学という枠にとらわれず、プロとして世界の頂点を目指して挑戦し続けています。
2026年のミラノ・コルティナ五輪では、前人未到のBSトリプルコーク1620を武器に金メダル獲得が大いに期待されます。
岐阜の小さなゲレンデから世界の頂点へ――村瀬心椛さんの挑戦はまだまだ続きます。
記事全体の要点まとめ
- 岐阜市立合渡小学校出身で4歳からスノーボードを始め、小5でプロ宣言
- 小6でBSダブルコーク1080成功、World Rookie Tour3年連続年間王者
- 岐阜市立岐阜西中学校では中2でX Games史上最年少13歳優勝の快挙
- 中2時に右膝蓋骨骨折の大怪我、1シーズンかけて完全復活を遂げる
- 岐阜第一高校スポーツコース(偏差値38-58)で全日制と遠征を両立
- 堀島行真(北京五輪モーグル銅)と同じ岐阜第一高校スキー部出身
- 高2で北京五輪ビッグエア銅メダル、17歳3ヶ月で日本女子冬季五輪史上最年少
- 2023年3月に高校卒業後、大学進学せず競技に専念する道を選択
- TOKIOインカラミスノーボード部所属、ムラサキスポーツ、レッドブルらとスポンサー契約
- 2023年9月に女子初BSトリプルコーク1440、2025年11月に世界初1620成功
- 2025年世界選手権ビッグエア優勝、スロープスタイル2位
- ミラノ五輪2026で金メダル獲得を目指し、BSトリプルコーク1620を実戦投入予定

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